モニターコントローラーの選択肢を増やそう(実践編)

 構想編を最初に見ることをお勧めします。

上手くいきませんでした!
serです。

 一番の問題はPCから赤外線送信にラグが多すぎることです。普通にリモコンでやった方が早いです。でもまぁ一応出来たので、写真と動画で紹介します。やった手法は構想編を参考にしてください。

 メインとなるKhozmoのパッシブアッテネーターはこんな感じです。
 買ったのはPassive preamp - Balanced without input selectorにRemote Unitをつけたモデル。送料込648ドルでした。

 音は可もなく不可もなく。パッシブアッテネーターというと低域が薄くなって、高域がきつくなり、音場が平たんになるという一般的なイメージがあると思いますが、これもあてはまります。ただ、度合いがかなり薄いですね。特に高域のピーク感、低域が薄れるという感じは、他のアッテネーターに比べてかなり少ないと言えます。音場の平たんさはまぁしょうがないですね。これよりも上となると、自分が聞いた中だと、生産中止になってしまいましたがWeissのATT202ぐらいでした。パッシブアッテネーターとしてはかなり良い部類に入ると思います。
 プリアンプは味付けしてなんぼだと個人的には思っていますが、
これは真逆です。Straight Wire With Gainっていう良く分からない魔法の言葉がありますが、それの片りんを感じさせます。うちのシステムはデジタルドメインでもボリュームコントロールが出来るのですが、比べても遜色ないどころか、デジタルドメインで音量を絞った際のビット落ちによる音のかさかさ感が無いため、絞った時の音の良さはこちらの方がはるかに上です。リモートユニット抜きで448ドルというのはかなりコストパフォーマンスがいいのではないでしょうか。
 リモートユニットに200ドルを払う価値があるかどうかは、各人によると思いますが、出来はそこそこ良いです。下に写真を張りますが、リモコンの工作精度は余りいいとはいえないものの、動きはかなり良いです。ただ、リモコン付きだとボリュームノブがなめらかに動かないので、初めから手元に置いて動かすことを想定しているのであれば、付けない方がいいと思います。電源はコネクタが並んでいる側にDCプラグが付いてます。リモコン側の電池は裏ぶたを外すとCR2032が入ってます。

内部写真はこんな感じ。 


リモコンの工作精度は少し悪い。


表面には現在のステップ数が表示される。0-47まで。
(天板取ったりしてるので、ねじは仮止め)


実際の操作感は以下の動画の通り。


以上、モニターコントローラーの選択肢は増やせそうもありませんでした。これにて終わり。リモコンを使おうと思います。結果的にリモコンの応答性が良い上に、それに慣れれば別に問題ないんじゃないかという結論。

 おまけ

 今ルーティングはどうなってるかというと、
 
 ラジオとかとかどうでもいいソース
 ↓
 ミキサー
 ↓
 Lynx Aurora8(ADC)
 ↓
 Lynx AES16eでダイレクトモニター
 ↓
 Lynx Aurora8(DAC)
 ↓
 Khozmoのパッシブアッテネータ

 本気で聞きたいソース
 ↓
 Lynx Aes16e
 ↓
 Lynx Aurora8(DAC)
 ↓
 Khozmoのパッシブアッテネータ

 てな感じで、Lynx AES16eの内部ミキサーで一つにまとめて出力してます。この方法ならメインで聞きたいソースをアンプに直結できるので良い感じ。今まで本気で聞きたいソースもミキサーでまとめてたのに比べると格段に音は良くなりました。それ以外は一回AD/DAが増えるので悪くなりましたが、まぁこれはどうでもいいソースなので問題なし。
 どなたか参考になる方がいればと思い、一応書いてみた。終わり。

2013/05/03追記
アンプの上に載せておくのは何か精神衛生上悪いので、ラック組んでみました。


アンプもパッシブアッテネーターも付属の足がすんごいやわなので切り落としたい。

2014/02/09追記
天板を透明にして中を見えるようにしました。


凄いかっこよくなりました。