くるくるくるー

Twitterにつぶやきましたが、こちらでも。

レコードの折り返しノイズ
http://community.phileweb.com/mypage/entry/2819/20140526/42687/

上記日記で、折り返しノイズっぽいノイズが高周波にある音源を紹介しましたが、これが本当に折り返しノイズか確認する方法を思いつきました。
思いついたと言っても別に大したことじゃないのですが。

画像付きで紹介します。音源は http://www.e-onkyo.com/music/album/ma0624/ これの1曲目を例にします。


まず、折り返しノイズが含まれているか確認します。リアルタイムアナライザだと分かりづらいので、スペクトログラムで確認した方が分かりやすいです。自分はWavelabを使ってますが、Spek( http://spek.cc/ )でも大丈夫です。


Fs/2以上の部分をカットしたファイルを作ります。いったん、Fs/2に変換した後、再度Fsにアップサンプリングするのが簡単です。
無料だと、Audacity( http://audacity.sourceforge.net/?lang=ja )とかが有名でしょうか。


元のファイルと、カットしたファイルの差分を作ります。両方のファイルをAudacityに入れて、片方を位相反転させて混ぜれば作れます。Wavelabは差分を作るで一発なので楽ですが。


折り返しノイズを考慮しない変換ソフトで、Fs/2のサンプリングレートにします。
自分はWaveフォーマット変換プラス( http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se489824.html )を使いました。このソフトはアップサンプリング時には零次ホールド、ダウンサンプリング時には単純間引きです。

Waveフォーマット変換プラスで出力されたファイルを聞いてみると、低域は削れてますがちゃんと元の音楽が聞こえます!
やったあ!これは折り返しノイズだったんだ!

ちなみにレコードの方も試しましたが、これも元の音楽が聞こえました。レコードってなんなんでしょうね?