今年は何をしようか

遅くなりましたが、あけましたおめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

同人活動も丸5年になりました。4月からはみんな忙しくなるので、極めて限定的な活動になると思います。M3春には今までのベスト盤を2台ピアノ+バイオリンで録ろうと思うのですが、肝心の資金が足りていなくて、まだホールが決められていません。まぁ、もしCDを出せなかったら、オーディオ本でも出そうかと思います。

最近よく考えているのは、理想と現実の話です。

サンプリング定理というものがありますが、あれは完全に理想の世界です。現実に戻る際にはどこかでLPFがかかります。確かにFs/2以下の波形はFsでサンプリングすれば完全に復元可能ですが、LPFのカットオフ周波数によっては人間の耳に影響が出る音が発生します。

ハイレゾ音源は過渡特性が良いなんて言う話もありますが、サンプリング定理がある以上、結局、スピーカーとデジタルフィルタ、どちらのLPFが人間の耳にとって自然なのかという問題に尽きると思います。ハイレゾ対応なんて言葉が出ていますが、最初見たときはえーと思いました。しかし、40kHzまで担保するというのはハイレゾの過渡特性を重視する上ではとても大切なことです。そこまで意図しているのかどうかは分かりませんが。

DSDも考え方によっては後段のLPFに、振幅精度をぶん投げていると言えます。なのでDSDも処理系によってはDXDのようなきらきらとしたノイズが聞こえます。ESSのチップも内部のフィルタをどう管理するかで随分変わりました。

今年は理想を思考しつつ、理想から現実世界に落ちる時の様々な要因を感じながら、現実を生きていこうと思います。