レコードの折り返しノイズ?
ニセレゾという言葉が出回ってきておりますが、家にあるレコードを録音したものを見ていたら面白いものがあったので紹介します。
うちにまだレコードプレイヤーがあった頃、デジタルでアーカイブすることに意味があるのかと思って試行錯誤してた頃のデータです。24/96で録音。
上田知華+KARYOBIN1
24kHzあたりで折り返しているように見えます。
愛と青春の旅だちサントラ
これも同じく。
これだけならADCの挙動がおかしいという可能性もあるのですが、同環境で録音したArt Pepper Meets the Rhythm Sectionは問題ありません。
当時の録再環境に詳しくないので、何とも言えないですが、調べてみると1枚目、2枚目が製作されたのはちょうどデジタルレコーダが開発された頃のようです。
デジタルの黎明期ということもありますし、時系列的にスペクトログラムを見る手段も無かったわけですから、こういうレコードは1980年からCDに移り変わるまで、結構あるのではないでしょうか。
最近のレコードはいったんデジタル化されてからカッティングされていても、こういう問題は流石に無いと思うんですが、どうなんでしょうね。
ちなみに、e-onkyoにMA RecordingsのSera una Noche - La Segunda - が24bit/176.4kHzのフォーマットで販売されておりますが、そのスペクトログラムもこんな感じです。
ま、88.2kHzに変換すれば良いだけなので、問題ないと言えば問題ないんですが、、、。
こういうのを見ていると、レコードプレイヤーって言うのは、巨大なローパスフィルターなんじゃないかなぁと思ってみたりしています。