Haswell導入(備忘録)

初めにこちらをお読みください。

買いたい時が買い時。serです。

 前回のPC組み換えでSSDの速度が出ないことが不満ということは挙げていましたが、DAW用PCのグラフィックパワー不足も最近不満になってきました。
 Fluxのスペクトラムアナライザーを始めとしてプラグインGUIが非常に豪華なものが増えてきて、SandyBridgeの内蔵グラフィックでは追いつかなくなってきました。
 外付けのグラフィックボードを挿すのも手なのですが、録音に持っていくため、M-ATXサイズが限界、音響処理用PCIeカードが3枚、内1カードは発熱が多いため、PCIeが4スロットが必要なことを考えると、どうしても内蔵グラフィックに頼るしかないのです。
 
 そこで今回のHaswellです。CPUパワーはそこまで変わらないものの内蔵グラフィックのパワーがかなり向上しているということなので、発売日に導入してみました。近くのショップに電話してみたら、ちょうど良いM/Bと4770kの在庫があるということなので、思い立ったが吉日ということで。
 
CPU Core-i7 2600K
CPUクーラー サイズ KABUTO
M/B MSI H67MA-E45
モリー CFD DDR3 4GBx2
CDドライブ Premium2U
DVDドライブ てきとー
HDD 2TB+1TB+2TB
電源 Seasonic SS-650KM
ケース Abee smart 330T
サウンドカード Lynx AES16e
ハードウェアDSP t.c. PowerCore PCIe,UAD2-Quad
OS Windows7 Pro64bit

今まではこの構成だったのが、Haswellにより構成は以下のようになりました。

CPU Core-i7 4770k
CPUクーラー Enermax ETD-T60-TB
M/B MSI H87M-G43
モリー CFD DDR3 4GBx4
CDドライブ Premium2U
DVDドライブ てきとー
HDD 2TB+2TB+2TB
電源 Seasonic SS-650KM3
ケース Abee smart 330T
サウンドカード Lynx AES16e
ハードウェアDSP t.c. PowerCore PCIe,UAD2-Quad
OS Windows7 Pro64bit
(変更箇所は太字)

M-ATXケースの組み込みは難しいですね。










 ちょうどMSIの同じシリーズのM/Bを買ったことになります。
 現在、ちょっとUSB3.0ドライバとGPUを触ったあたりでブルースクリーン連発していますが、ブルースクリーンの表示を見る限り、どうもシステムHDDのエラーらしく、S.M.A.R.Tを見る限り代替セクタが増加傾向にあるので、それが原因だと思います。そのためシステムのHDDを買い換えました。SSDか!と思いましたけど、録音に使う以上、システムに1TBは必要なので(HDDを録音ドライブとして使うということもできますが、うちの環境だとどうも不安定に)、お金の余裕が出来るまでやめておこうと思います。
 グラフィックパワーは素晴らしく、今までカクカクで動いていたFluxのアナライザーが非常にぬるぬる動きはじめて感動しています。
 電源を変えたのは、前の電源のファンが逝かれたので自分で換装していて、問題なく動くのですが、まぁこの機会だし変えようかなと。後継機にしました。
 メモリは増やしたというか、以下の通りM/Bを入れ替えたので、トリプルチャンネル6枚差しからデュアルチャンネルの4枚差しになったため、余った分を移したという感じです。

 んで、SandyBridgeの2600kとM/Bが余るので、こりゃちょうどいいと、前の記事で書いたi7 920に載せ換えることにしました。

 載せ変える途中ドライバーでM/Bのパターンをガリって壊れました。

 やっちまったなーっていう、この独特の感覚は久しぶりでした。ま、まぁ同軸デジタル出力を今使っているので、それがないH67MA-E45は使うのがちょっと難しいということもありますし、、、。
 当たり前ですけどintel6チップセットのM/Bはもう在庫がなく、どうしよう、これもHaswellにしようかなとも考えましたが、調べてみたらintel7チップセットのM/BもSandyBridgeで使えるらしいのでそれを購入しました。MSIのZ77A-GD65が同軸デジタル出力がついているのでそれに。これでうちのPCのM/Bは全てMSIになっちゃいましたね。

この構成から
CPU Core-i7 920
CPUクーラー サイズ SCMG-2000
モリー CFD 4GB×6
M/B Asus P6T
HDD SSD(840Pro)+1TB+2TB+2TB
ビデオカード HD7950
DVDドライブ DVR-S7200LEB2
電源 CMPSU-850TXJP TX850W
ケース Define R4

このようになりました。
CPU Core-i7 2600K
CPUクーラー Enermax ETS-T40-TB
モリー CFD 4GB×4
M/B MSI Z77A-GD65
HDD SSD(840Pro)+1TB+2TB+2TB
ビデオカード HD7950
DVDドライブ DVR-S7200LEB2
電源 CMPSU-850TXJP TX850W
ケース Define R4
(変更箇所は太字)(写真ではSSDSATAを挿すポートを間違っています)


 こちらは体感としてはそれほど変わらないですが、まぁ気分が良い程度ですね。SSDもSATA3ポートを使えるので上がりました。ベンチ結果なんて張っちゃおうかな、うふふ。


 以上、Haswell導入記でした。


おまけ

 DAW用PCでのHDD換装時に詰まったのは、クローンしてもWinload.exeがうんたらかんたらで起動できなかったこと。原因はシステム予約済みのディスクがCとは別にディスクにあることでした。ここのサイト様を参考にして修復したところ、起動可能になりました。いやはや、ネットって便利ですね。

 SSDの効果はやはり再起動の早さにあると思います。構成を変えるとドライバのインストールやらなんやらで再起動することが多いのですが、パッパッパッと進んで、非常に気持ちいいです。

 店員の勧めるがまま、EnermaxのCPUクーラーを初めて導入しましたが、結構冷えますねこれ。ただ、フィンが薄すぎて、指ざっくり行きました。最初はM/B付属のSATAケーブル、赤いスリットが入っててキレーだなーと思ってたのですが、赤いのは血でした。ざっくりでした。

 Defineのケースは構成は良いものの、ちょっと工作精度が悪いですね。それは前回の記事で組み替える時も分かっていましたが、スペーサーの位置がずれている上に、ケース側、スペーサー側どちらもネジ穴が甘く、すぐに変な風にネジが入ります。今回のM/Bダメにしたのもそれが原因でした。あちゃー。

 ディスプレイはNEC MultiSync LCD 2690WUXi^2を使ってるのですが、どうもDVI-D端子の認識がおかしいようで正しい解像度で出力されなくなりました。これを使ってもう7年位になるので、そろそろ買い換えても良いかなと思ったのですが、1920x1200の解像度でこのサイズのディスプレイで手ごろなのはないみたいですね。DVIのスイッチャーで切りぬけることにしました。サンワサプライ SW-KVM2DUというモデルです。CPU切り替え器になってるのですが、DAW用PCと遊び用PC、どっちも作業を並行して行うことは無いので、ちょうどよかったです。

電源の選び方
 一番重要な場所とか言われる電源ですが、自分の基準は80Plusとかではなく、リップル電流と歪み率です。何言ってんだこいつとか言われそうですが、音を大切にするには電源からということで、大切なことです。
 DAW用PCということで、最低でも準ファンレス電源&それなりの価格となると、候補がCorsair HX650とSeasonic 650KM3の2つに絞られたのですが、リップル電流と歪み率で決めました。うそです。今まで使っていた650KMに不満は無いし、その後継機でいいやというのが本当の理由です。

 ちなみに、歪み率は80Plusの公式サイトリップル電流は色々なサイトで測定し公開していますが、今回の2機種は以下で確認できます。

Corsair HX650
http://www.hardwaresecrets.com/article/Corsair-HX650-Gold-Power-Supply-Review/1705

Seasonic 650KM3
http://www.hardwaresecrets.com/article/Seasonic-X-Series-KM3-650-W-Power-Supply-Review/1690

まぁ、この記事であと10ドル出せるなら、Seasonic 650KM3を買った方がええよってCorsair HX650のレビューに書いてあったのも決め手でしたね。80Plusの認証の他にもこういう観点で見てみると面白いかなと思います。

以上、そんな感じでした。次更新するとしたら、DAW用PCのシステムをSSDにする時ぐらいでしょうか。1TBのSSDって安くても6万円ぐらいするんですよね・・・。